超合金的自転車日誌

岩島啓太(超合金)の備忘録

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激坂和田峠での練習は有効なのか?

   

久しぶりに和田峠で練習してみました。

来月のハルヒル対策です。

ハルヒルのコースはどうやら前半が緩く、後半に激坂が待ち構えているようです。

その点和田峠は似たレイアウトだと思います。

都道521号線の松竹橋から峠の頂上は11.6km程で、

和田峠(八王子側)の激坂区間は

距離3.6km
標高差365m
平均勾配10.2%

と、だいたい全工程で30分程度の練習ができます、途中に信号機はなし。いい練習環境です。

 「激坂は登りの練習に向かない」

とよく聞きますが、これはどういうことなのでしょう。

現在、和田峠のタイムはベストの2分落ちの状態なのですが、後半かなりタレました。

インナーロー39×25を多用しても平均ケイデンス60rpmになってしまいました。

これが激坂で練習する一番の問題なのです。

勾配に対してギアが足りなくなることで、

自分の許容量を超える重いギアを踏む

フォームが乱れ、リズムが崩れる

無駄な力を使い、疲労感の割に追い込みきれない

効率的な練習効果が得られない。

しかもローギアだけに頼ると、微妙な勾配変化にケイデンスだけで対応しなければならなくなります。一定のリズム・ケイデンスで走れなくなります。

自分を極限まで追い込み、次のステップに上がるには、激坂ではなくもう少し緩い坂でギアを選びながら追い込むといいでしょう。

 

したがって、激坂で練習するときに、普段のベストなリズム・ケイデンスで登れるのであれば問題ないのですが、極端に踏むペダリングになってしまうようなら、ギア比を見直し、ヒルクライムレース本番さながらの装備とギア比で練習することをおすすめします。

激坂である和田峠はロードのギア比での練習にはあまり向かないでしょう。

しかし、実際に走らないと激坂のこなし方は身につかないので、本番を想定した練習、または根性を鍛える練習に有効だと思います。

 

余談ですが昔の選手で陣馬亭スタートで12分台で和田峠を駆け上がった人がいるそうです。

密かにその記録を目指しています!和田峠好きの方、是非挑戦してみてください!

※現在和田峠藤野側は通行止めとなっています。2015年4月29日現在。


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