全日本最速店長選手権
第6回全日本最速店長選手権
日時:2016年9月28日
場所:下総フレンドリーパーク
距離:75km(1.5km×50)
使用機材
フレーム:SCOTT FOIL PREMIUM
ホイール:Campagnolo BORA ONE
タイヤ:VELOFLEX CARBON 8BAR
コンポ:シマノ Di2 9070 6870
ギア比:52-36×11-25 ROTOR Q-RINGS
補給:GNLab Performance3、MEITAN 2RUN、MEDALIST
↓リザルト・レース実況 サイクルスポーツ中島編集長ツイッターより
https://twitter.com/nakazeean
●2回目の出場 昨年3位のリベンジ
今年こそは最速の称号を獲得するために気合と脚は仕上がっている。
後はその時の展開に神経を集中させ最善の手を選んでゴールを目指す。
「よし、いくぞ!今年こそは!」
と気合は充分だったが、いきなり行きの中央高速が渋滞…
片道3時間弱の運転は堪える。息子が車酔いをしてしまい、ほうほうの体で会場入り。
レース前までに回復するように、受付・取材完了後30分ほど寝る。
今年は家族の応援以外に、MIVROチーム員の応援団が来てくれた!
こんなに心強いものはない。つまらない・恥ずかしいレースはできないな。
このコースは1周1.5kmと短く、2分ちょっとで回れてしまう。平坦基調なので、集団内にいれば結構楽できるコースだ。
走り方次第で多くの選手にチャンスがあるので、脚力以外に経験、勝負勘が大きく関わってくる。
観戦する側も下総フレンドリーパークの真ん中の丘でみればほぼ1周全周見渡せるので面白いと思う。
●序盤 布石
スタートからいきなり昨年4位の井上店長がアタック!そのままかなり速いペースのレースがスタートする。
私も3周目くらいに筧店長と共に逃げを打ってみる。
積極的なレースにしたいという気持ちもあっての逃げだが、ライバルの動きを見るため、少人数での逃げの消耗の度合いを体感するため、活性化させレースペースを高くするため、と思惑はあった。
後ろから合流する気配が無かったので、大人しく3周ほど走り集団に戻る。
程なく強力な3人逃げが決まる。
西谷店長、藤岡店長、井上店長
警戒すべき店長は多くいるのだが、その中でも要チェックの3人だ。
すぐに差が20秒ほどに開き、ブリッジしていくにはちょっとタイム差がある。
まだ元気な集団の先頭交代に適度に加わる。あまりタイム差が開かない。
集団最後尾で様子を窺っていた、昨年チャンピオンの涌本店長もこのあたりで少し前の方に出てきた。
●中盤 レースを決定づける逃げ
先程できた強力な逃げに集団はじわじわと近づき、15周目あたりで吸収。
散発するアタックはあるものの集団は追い上げで少し疲れている感じ。
そこで西谷店長が少し飛び出す。
(こういうときの逃げは決まりやすい)
私は、すぐに西谷店長に追いつき、下りセクションから強めに踏み込み約半周を後ろを見ずに引き続けた。
スタートゴール地点を過ぎ後ろをみると集団から追いつこうとする選手が何名か。
(あと30周もあるけど、何名か加わればいけるかも)
と考えながら、西谷店長と長めの先頭交代で進む。
後ろの集団からブリッジをかけてきた選手がぞくぞくと合流する。
9名だ。西谷店長、鈴木店長、坂手店長、涌本店長、藤野店長、遠藤店長、井上店長、長谷川店長、私。
集団はまだ近い。
逃げを決定づけたいのでペースが落ちやすい下り、平坦を積極的に長めに踏む。
サイクルコンピュータを付けていなかったので、タイムは分からないが、逃げ集団は1周2:06くらいだったらしい。
ハイペースにより、やがて選手は6名に、西谷店長、涌本店長、藤野店長、遠藤店長、井上店長、私に。
1周で先頭交代する場所も落ち着き、私は唯一西風をもろに受ける平坦区間担当…その直後にゴール前の登りがあるのでダブルパンチで脚に効いてくる。
後ろの集団は追走がうまくいってないらしく、じわじわと差が広がっていく。
●終盤へ
残り10周以上を残して、後続集団は足切りでレースを降ろされ、6名の勝負に絞られた。
西谷店長の底知れない地脚、涌本店長の爆発的なスプリント力、遠藤店長の読みの深さと勝負勘、今回最初から最後まで先頭を走り続けた井上店長のタフさ、そして藤野店長の元全日本チャンピオンの未知数な底力、全員を警戒しながら最後の勝負へ!
全体・終盤の詳しい攻防は10月20日発売の【CYCLESPORTS12月号】で。
●結果
第6代全日本最速店長
例によって脚は攣る寸前だったが、辛くもぎりぎり勝ち取ることが出来た。
勝てたのもあるが、終盤の緊張感ある時間が最高に楽しかった。
皆、私よりもずっと忙しい店長達ですが、この日の為に調子を合わせてきていてひたすらリスペクトです。
来年はディフェンディングチャンピオンとして走りますが、気持ちは常にチャレンジャーとして挑ませてもらいます!
応援してくれた皆様、大きな後押しとなって最速の称号を得ることが出来ました。本当に有難うございます!
この楽しく面白いレースを運営・管理していただいた全ての関係者の皆様ありがとうございました!
来年もよろしくお願いいたします!!!
岩島啓太
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