ニセコクラシック 続き
●勝負どころ
審判がボードで教えてくれた、逃げとの差は、1:45差で一名(フリーダム佐藤選手)1:15差で一名(フリーダム斎藤選手)
この情報を見れたのは先頭で飛び出した私だけのようだ。
そして、105km地点の登りに入る。後ろの集団はおよそ10秒ほど後ろ。
登り始めてすぐに前で逃げていた斉藤選手を追い越す。かなりタレていたので、前をいく佐藤選手の発射台としてかなり力を使いアシストしたのだろう。
この登りはKOM地点の先も数kmダラダラ登っているので、それを考慮して最大限の力を使いペースを刻んで登る。
単独先行していたところに後ろから気配が。少し振り返り確認すると真後ろにSHIDOの中尾選手。ここが勝負どころだ!
私はそのままハイペースを刻む。KOM少し前までほぼ私の一本引きだった。集団は分裂し前は6名に絞られた。
オーベスト西谷選手、白いジャージの松田選手、ピンクのジャージの星野選手、赤いジャージの菅原選手、イナーメの北野選手、私。
後ろはかなり離れて視界には入らなくなった。勝負は逃げと追走グループの7名に絞られた。
●終盤
この前に逃げがあるのを知らない選手もいたようだ。
KOMまでに佐藤選手の逃げに追いつかなかったが、このペースなら着実に差は縮まっているだろう。
前に逃げがあるのを皆に伝え、ローテーションで前を追う。
その後のダラダラ登りもなるべくペースが落ちないように、強め長めに牽く。
やがてダラダラ登りの頂上付近で先導車を遠目に確認できた。
下って、フィードゾーンの先の登り125km地点で逃げを吸収。ここで佐藤選手と入れ違いで北野選手が落ちていった。
私はここでガツンとペースアップしたかったが、かなり脚にキテいる。付いて行くので精一杯。
松田選手、星野選手が明らかにダンシングが軽い、まだ脚が残っている。
登りでペースを上げられない私は、最後のスプリントに賭けるしか選択肢が無くなってしまった。
残り5kmの丘でも集団はバラけず、そのまま残り500mへ。
星野選手の早駆けに西谷選手が反応。それに皆がついていく。
その後は無我夢中。
ヘコヘコのダンシングで5位だった。
●年代別優勝
力を出しきったので清々しくあるのだが、5位はやはり少しへこむ。
だが年代別で優勝でもチャンピオンジャージが与えられることがわかり、元気が出た!
UCI公認のレースで、世界大会へ通じるレースなので、来年は更に参加者が増えレベルが上がることが予想される。
コースも面白く、景色も素晴らしい(当日は雨で見れなかったが…)。ニセコのホテルのホスピタリティーも高く、今後この大会の人気が出るのは間違いないだろう。
来年のニセコクラシックが今から楽しみだ!
●備忘録
ブレーキセッティングの確認。雨の日でもストレス無くブレーキングするためにブレーキシューの相性を確かめておく。
土砂降りのレースにBORAを使うとリムに水が溜まる。レース後、後輪から200CCくらい入っていたんじゃないかと思うくらい水がでてきた。ホイールが全然回らず、これが終盤の足枷になってしまった。
獲得標高2400m程あるため、終盤の打ち合いに脚を残すため体重はなるべく絞った方が良い。(今回は重すぎた…)
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