私のロードバイクライフは20年以上前にピナレロ・プリンスSLから始まった。アルミ+カーボンバックの自転車だった。
それと並行してヤフオクで落札したテスタッチのスチールロードを練習用として使用していた。「オーベスト練」にそのバイクでよく出稽古に行っていた思い出がある。懐かしさもありどんなバイクだったか見てみたいが、当時はガラケー時代なので、写真を探すのが面倒で探してない。どなたかに譲ってしまい、手元にはもう無い。
鉄フレームに乗ったのはそれが最初で、それ以来は、最新のトレンドを追っていた。
フレームがアルミからフルカーボンになったときは、ダウンヒルのしやすさに驚いた。
ホイールが鉄下駄からマビックキシリウムになった時は、別の乗り物に変わったかの様だった。更にライトウェイトに乗ったときは究極に思えた。
現在はハンドルやホイールがセットされたディスクロードで、軽量・エアロ・快適性と三拍子揃ったバイクが各メーカーから販売されている。私もスコットアディクトRC +DURAACE Di2に乗っていて、最高のレーシングバイクだと思う。これからも更に少しずつ進化していくだろう。
そこでふとロードバイクの原点に立ち戻って、感じてみたいと思った。長年ロードバイクに携わっているので、最近の自転車に高揚感が抱きづらいのだが、鉄フレームに乗ると考えると不思議とワクワクしてきた。
生涯現役選手を掲げる私だが、力が落ちきる前にもう一度ロードバイクを様々な角度から見つめ直しておきたい。しばらくは鉄フレームをメインに乗りその感触をじっくりと確かめようと思う。
